授業や作品を時系列でご覧いただいています。
生徒さんの写真やお名前の公開、表記方法には保護者の許可をいただいております。
2021年6月から12月分の更新が遅れて、大変ご迷惑をおかけしております。今後、出来る限り早くアップしてまいりますのでよろしくお願いします。
2023年の1月の4回コース、4回目の授業
ケント紙で立体をつくり、それをマーブリング模様に染めました。
通常、マーブリング染めでは模様をつけた液の上に紙をそっと置いて模様を写しとります。
今回、多めの液を用意して、立体を染めました。
けん玉などを染めたりすると綺麗です。教室では造形としてペーパークラフトの要素をそこに取り入れました。
紙を濡らしそこに墨や絵具を垂らす。すると、濡れているところだけに墨や絵具が広がります。
また、絵具と墨は混ざりにくい性質があります。そんな性質を利用して、思いもよらない模様をつくって楽しみます。
1)水彩絵具をお醤油くらいの濃さで3色溶いておく。
2)刷毛で紙を濡らす。
3)そこへ、3色の絵具を垂らす。
4)墨汁に若干水を加えた墨を垂らす。
4回コースの4回目は少し専門的な課題に取組みます。
今月は数学的な世界で遊びます。
”敷き詰め問題”
正方形、正三角形、正六角形は、平面を敷き詰めることが出来ます。
しかし、正五角形は隙間が空いてしまい、敷き詰めることができません。
こんなふうに、同じ形で平面を敷き詰めることができる形はどんな形か、古来から多くの人が考えてきたそうです。
不自由な正五角形でしたが、100年くらい前に数学の世界では歪めた五角形なら敷き詰められることを発見して、現在、15種類の五角形が見つかっているそうです。
今回の課題は、2015年に発見された15番目の五角形で、6色のタイルをつくって”敷き詰め遊び”をしました。
のりに絵の具を混ぜた"のり絵の具"を使って指で描いた。
少し不自由な描き方だけど、新しい発見があったかな?
水に溶く水彩絵の具は色どうしがくっつくと一瞬で混ざる。
のりで溶いたのり絵の具は、色どうしがくっついてもなかなか混ざらない。
指先に力をいれて、ぐりぐりすると混ざりだす。
力の加減で混ざり具合、色の残り方が違う。
色の混ざる様子が残って、おもしろい。
油彩のように描くことも出来るだろう。
のりだからツルツルと指先は動く。
指を動かすごとに混ざり、濃くなっていく。
ある時点からは、もう指を動かさない方がいいかなという感じになるようだ。
自分のタイミングで色が混ざりあう様子や、
スピード感が、のり絵の具の魅力です。
前回、カラフルに染めた割りばしを、もう一度積み上げます。
割りばしを置く場所が決まったら一度どけて、ボンドを指でチョコンとつけて、割りばしを置きます。
繰返しの作業ですが、軽い割りばしは積み上げるごとに不安定さも増し、指先への集中は欠かせません。
4回コースの月内4回目の授業です。
昨年末につくった「模様の紙」で貼り絵を作っていきます。
昨年に亡くなったエリックカールさんの技法をとりいれてます。まず下絵を描き、トレーシングペーパーに下絵の各パーツの形を写しとり、模様の紙にそのトレペを重ねてハサミで切り抜き、それを下絵に貼っていきます。
11月の小学生の3回目の授業では、前回からの継続課題(ブランコゆれる)が終わった生徒から、落葉を使ったスパッタリングを楽しみました。
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