授業や作品を時系列でご覧いただいています。
生徒さんの写真やお名前の公開、表記方法には保護者の許可をいただいております。
拓本をとろう
梅雨明けも近い。今回はあとりえこもで初めての屋外授業。
拓本はカメラやコピー機などなかった大昔の人が考えた、画像の複写(ふくしゃ)や保存方法。
紙と墨と少しの水と布などがあれば誰にも出来るから、とっても便利。だいたい、拓本というと石碑の文字を紙に写しとったりする。今回はマンホール。マンホールの表面に彫ってある模様を写し取ろう。
拓本は版画に似ているけど、墨をマンホールにはつけず紙の方につける。マンホールは汚れない。
教室に戻り、コインや餅アミやカゴなど身の周りのものの凹凸を薄い紙に色鉛筆で写した。(フロッタージュ)
B5サイズの紙を2枚を合わせてラミネートして下敷きをつくった。
ありきたりな、普段、誰も気にもとめない事の中に、美しさを感じたり興味を持てるのは、とても素敵なことだと思います。
折り紙を八つ折りして、図柄を鉛筆で描き、ハサミで切る。
失敗しても、すぐにやり直せる。思い通りにいったら、さらに工夫できる。
紙を開く時のワクワクは子供も大人もかわらない。
繰り返しの中でハサミを持つ手、紙を持つ手がスムーズになっていく。
高学年はカッターも使う。
(この授業では、過去に未完成の課題がある子はそちらの完成に取組ました。)
【想像画】
画用紙にクレパスとポスターカラー。
やってみたい冒険、夢、ワクワクするようなこと思い浮かべて、それを描く。
どんな冒険かをお話ししながら、楽しく描いている子もいた。
【想像画】
コンクールの特別サイズの画用紙へ自由な画材で描く。
希望を募りコンクールに挑戦。
テーマ
「木で出来た冒険道具」
「冒険に出かける時に持っていきたいワクワク、ドキドキする楽しい道具を考えよう!」
設定はとても単純だけど、少し苦労した子供もいた。
想像画とは自分とのキャッチボール。
友達とかわす冒険の話は楽しい。
そのあとの描画では高学年になるほど自分に向かい何かを掘り下げる行程が待っている。淡々と進む子もいれば、立ち止まる子もいる。いずれであっても楽しい時間にしたい。
パステルは粉末の顔料を固めた画材。クレパスから油分を抜いたような感じで、サラサラだから紙に書いただけではパラパラと粉のまま落ちてしまう。指やガーゼでこすって紙に定着させる。
柔らかな、淡い表情の絵になる。
画用紙で色々な表情を練習をしてから、ワトソン紙(F4サイズ)に挑戦した。
紙のザラザラした目も意識してみる。あまり擦りすぎると紙の目が潰れしまう。
パイナップルの質感、生命感のある凹凸はりんごやみかんと違って不思議な感じがする。
持ってみるとちょっと重く、ゴツゴツしているけど匂いを嗅ぐと甘い香り。そんなパイナップルを今日は紙粘土でつくろう。
紙粘土をつまんで丸めて板に並べて掌でちょっと押さえると、果肉が並ぶような皮の表情がつくれる。
葉っぱも掌で転がして伸ばした粘土を並べていくと、複雑なようで単純で、力強い感じがでてくる。
レリーフのつくり方を説明するのは難しいが、紙粘土でパーツを作ってボンドで板に貼っていけばレリーフのようになる。
竹串や割り箸で細かな凹凸をつけると個性のある表情が出てくる。ポスターカラーで着彩する。
美味しそうなパイナップルがたくさんできた。
自分の靴を描いてみよう。
幼児はクレパスで形を描いて、ポスターカラーで着色した。
靴をどんな風に描くかは自由でいいよ。
靴を自分の一部と捉えてお顔も描く子。裏底に興味を持つ子。実物にとらわれずにカラフルな色塗り楽しむ子。靴だけでなく背景を描いてみたいと考えた子。
身近な靴だから、それぞれに楽しんで賑やかな靴の絵が並んだ。
小学生は鉛筆で描いて、水彩絵具で着色した。
靴のおおまかな構造。目的に応じた形があること。靴の中のパーツとパーツの関係。場所ごとに布地の厚みや弾力が変わることなどを確かめながら描いてみよう。
自分が毎日使っているもの。丁寧に描けたね。
展開図から、箱をつくる。
画用紙に展開図のプリントを貼ったものが、箱の材料。
展開図の輪郭をハサミで丁寧に切り取って、組み立てる。
輪郭には細かい凹凸もあるからなかなか手ごわい。
切りとったら、折り線のところに定規を当てて竹串で折癖をつける。
組立ててみる。
形や構造を見て、蓋の位置や箱の用途を考える。
サインペンや色鉛筆で模様をつける。
一度、バラすと描きやすい。
宝箱や、おみくじの箱や、いろいろな箱が出来た。
共同制作:等身大の絵
人間と同じサイズの大きな絵を描こう。
2名から3名のグループに分かれて、モデルさんを決める。
モデルさんにポーズをしてもらい、その輪郭をなぞって紙に写す。
クレパスでお顔や手足、服を描く。服の色や模様は自由。
思いのままに描こう。
相談しあってお気に入りの服を描くグループもあった。
ポーズから連想して、手にマイクを持たせたり。
2人で顔から足まで左右半分ずつ分け合って描いたり。
幼児で紙に2人で並んでみたり(難しいので一人づつ順番に描いた)。
みんなで仲良く描けたね。
パッと一瞬で別な絵に変わる絵。
卵の絵が、一瞬でヒヨコの絵になったりする。紙の畳み方で仕掛けを作った昔からあるおもちゃの一種。
【画用紙で仕掛けを作る】
画用紙を折りたたみ、一部をハサミで切って、別な紙を互い違いに挿入する。
意外に簡単で幼児にも出来るし、ちょっと不思議で小学生にも楽しい。(小学生はだまし絵と選択だったが、皆が変わり絵を選んだ。)
【絵を2枚描く】
仕掛けが出来たら、変わる前と変わった後の絵を考える。みなストーリーを考えてみた。
幼児はクレパス。小学生はクレパスと水彩で描く。
クレパスは塗り重ねると綺麗な色ができた。
出来上がったら遊ぼう。裏側にも同じ仕掛けで2枚の絵が描ける。おうちでも描いてみよう。
画像をクリックして、拡大してご覧下さい。
写真は画像編集して、変わる前と変わった後を一緒に見られるようにしてあります。
左側(上側)が変わる前。右側(下側)が変わった後です。
道具をえがく
様々な道具がある。手に取ってみよう。使い方を想像してみよう。
面白いと思った道具を選んで描いてみる。
複雑な形の道具も、どんなふうに使うか、どんな工夫がしてあるかを知ると、描きやすくなってくる。頭の中でパーツごとに分解してみると、どの部分を描いているか迷わなくなてくる。
鉛筆で下書きして、ペン(付けペン)とインクで描く。着色もしよう。
付けペンは漫画の作画でよく使われるGペンを使った。
力の強弱で線の太さが変わるので便利なペン先。
ペンを使う前に他の紙で練習をした。
1日で描ききらず、着色などが次回に持ち越された。
(幼児も振替の子が参加した)
球体のパズルをつくろう!
材料:発泡スチロール
道具:スチロールカッターなど
発泡スチロールの球をスチロールカッターで切る。
この作業はやり直しが効かないので、他の発泡スチロールで練習したり、本番の球には鉛筆で下書きもした。
慣れない道具と材料に最初はおっかなびっくりだけど、スチロールの自由自在な感じを掴んできたら本番の球にとりかかる。
切ったら二つに離して、更にそれをスチロールカッターで切る。どんどん、球体に見えないかたちになっていく。
数個のパーツに分かれたら、アクリル絵具で彩色。色を塗ると立体感が出たり、パーツの複雑さが強調される。具体的なテーマで色を塗ると内部の断面にも意味が出てくる(例:地球、マントル対流)。
色を塗り終えたら、乾かして、組立てて遊ぼう!
新聞紙で球をつくる。
新聞紙を1枚、くしゃくしゃに丸めてみる。手を離すと広がって、あまり球にならない。
隅の角から、丁寧に丸めていく。丸める方向を変え、縮まってくる紙をうまく広げながら出来るだけ均等な厚みで丸まるようにする。
新聞紙一枚分を丸め終わると、掌サイズのボールが出来る。丁寧に巻いたから、手を離しても広がらないで球のままだ。セロテープで少し固定して、もう一枚巻いてみる。うまく巻けたら、もう一枚。繰り返していくと随分大きなボールが出来る。緩まないよう力を入れてまこう。大きくなると巻き方が楽にもなる。なんだかキャベツのようになってくるよ。意外にずしりと重く、硬い。
最後に球の表面に紙テープや包装紙を帯に切って糊で固定する。飾りと補強になる。
出来た球で、みんなで玉入れや、ボーリングをしてみよう!
色のついたひもで遊んでみよう。2本なら2色のひもを使う。結んだあとに色を辿ってかたちを見てみよう。ひもの結び方には目的におうじて様々なかたちがある。実用的な結び方や、綺麗な飾りになる結び方に挑戦してみる。
「水引き」に使われる「梅結び」や「松」も描いた。
丸い絵をえがく。
いつも描いている画用紙やスケッチブックは四角い紙。そこに絵を描けばやっぱり四角な絵が描ける。
今日は丸い紙を用意して丸い絵を描く。
丸い紙だとどんな絵が描けるかな?お散歩に行って友達が出来て色んなところに行こう。迷子にならずに元に戻ってきた。
先頭の動物はなんだろう。一番うしろの動物は?牛は先頭?でも犬は牛の前にいるよ。ぐるぐる回ってみんなが一番で、みんながうしろの楽しい絵が描けるかもしれない。家族で踊っている絵が描けるかもしれない。
約束は一つ。紙をぐるぐる回して描く。
宇宙や、幼稚園、街、キャンプ、動物の世界、海の中、十二支、自分の世界などなど、いろいろな絵が描けた。おうちのみんなに絵のお話しをしてね。
切ったり、ちぎったりした紙を貼って絵をつくる。
貼るのは自分が好きだったり、気になる写真や絵。丁寧にハサミで切ったり、ちぎったり。
貼る場所や組み合わせ方法を工夫すると、不思議な絵ができる。
思わぬ発見もおもしろい。
最後に水彩絵具を塗ってもいい。
アメリカ先住民(インディアン)のおまもり。
十字の形にした棒に毛糸を巻いていった。(今回は竹を使用)
1本を巻き終えると次の色を選んで巻いていく。組み合わせは自由。
巻き方は簡単だけど、最初はとまどう。講師がやってみせて、次は講師と生徒が一緒に手を合わせて巻いてみる。一度覚えたらすぐに間違えないようになる。
覚えた子が他の子に教えたりもできる。
手の動かし方を覚えたら、次は巻き方の工夫に挑戦。前の糸の外側に巻くと綺麗に見える。たるまないように巻いていくのと、十字を手の中で回転させていく動作も、慣れると出来てしまう。
途中で間違えや変なところに気がついたらそこまでほどいて戻る。やり直すともっと綺麗になる。
ウッドビーズや羽飾りをつけると綺麗なお守りが完成。
白い長い紙を次々に貼っていく。
陰影の美しさを楽しもう。
ともだちのかおは、どんなかおかな。
よくみて描いてみる。クレパスで描いたあとに、ポスターカラーで着色。
背景も描いた。
おかおを描きたくないこは、自分の手を描いた。
クレパスを両手に持って、目をつぶってぐるぐる描く。
線で囲まれたところを水彩絵具で塗っていく。
まず、壁に貼った大きなクラフト紙に、両手で大きくぐるぐる描いてみる。
同じ向きに動かしたり、逆に動かしたり、違う動きを試したり。
それからスケッチブックに目を閉じて描く。目を閉じて描くのは赤ちゃんのようにただ手を動かしたり線を描くのを楽しさを思い出すため。上手にとか綺麗にとか、そんな気持を忘れてみよう。
たくさんの線が描けたら線の重なりの中に形をみつけてみよう。かお、いるか、くじら、、、何かが見えたらそこに好きな色を塗っていく。
使ったもの:さくらクレパス太巻24色、ぺんてるエフ水彩ラミネート24色、F6スケッチブック、絵筆
クレパスを両手に持って、ぐるぐる描く。
線で囲まれたところを水彩絵具で塗っていく。
まず、壁に貼った大きなクラフト紙に、両手で大きくぐるぐる描いてみる。
同じ向きに動かしたり、逆に動かしたり、違う動きを試したり。
それから画用紙に自由に描く。
たくさんの線が描けたら線の重なりの中に形をみつけてみよう。丸、三角、四角、月、さかな、かたつむり、いるか、くじら、、、
そこに好きな色を塗っていく。
使ったもの:クラフト紙、さくらクレパス太巻24色、さくらポスターカラージュニア、ぺんてるポスターカラー、画用紙、絵筆
ダンボールを丸く切って、別なダンボールに貼る。
その紙を、さっきより少し大きく切る。その紙を、また別なダンボールに貼る。繰り返してだんだん大きくしていく。
山が出来たら、色をつける。パーツをつけてジオラマ風にしてもいい。
同心円状の山の段々が少しずつ歪みながら大きくなっていく。そこにグラデーションの着色や、好きな色相いの着色で、それぞれに立体感を楽しむ。
使ったもの
・ダンボール
・はさみ、セメダイン木工用速乾
・ぺんてるF水彩24色、さくらポスターカラー ジュニア あお
・絵筆、工作用刷毛
色紙を丸く切って、別な色の色紙に貼る。
その色紙を、さっきより少し大きく切る。
その色紙を、別な色の色紙に貼る。
繰り返してだんだん大きくしていく。
最後は色紙の大きさの色画用紙に貼って完成。
色紙は数種類の大きさを用意。
貼っては切って、貼っては切っての繰り返しの中で、次に使う紙の色をイメージし、一回り大きいサイズを選ぶ。
色の組み合わせで出来るリズム、動きを楽しむ。
使ったもの
・KOMA教育おりがみ(50色)
・トーヨー千羽鶴用おりがみ5×5cm、同7.5×7.5cm
・でんぷんのり、はさみ
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