拓本をとろう (小学生)

拓本をとろう

梅雨明けも近い。今回はあとりえこもで初めての屋外授業。

拓本はカメラやコピー機などなかった大昔の人が考えた、画像の複写(ふくしゃ)や保存方法。

紙と墨と少しの水と布などがあれば誰にも出来るから、とっても便利。だいたい、拓本というと石碑の文字を紙に写しとったりする。今回はマンホール。マンホールの表面に彫ってある模様を写し取ろう。

 

拓本は版画に似ているけど、墨をマンホールにはつけず紙の方につける。マンホールは汚れない。

  1. 表面の泥やサビなどを拭き取る。
  2. 紙を湿らし、マンホールの凸部に紙が密着するようにする。
  3. 紙の湿り気を取りながら、マンホールの凹部ところが凹むようにする。紙が破れないように力を加減
  4. タンポに墨をつけてポンポンと紙に墨をのせていく。最後は墨の強弱(濃淡)工夫してみよう。
  5. 丁寧にはがして、乾かしてかす。

教室に戻り、コインや餅アミやカゴなど身の周りのものの凹凸を薄い紙に色鉛筆で写した。(フロッタージュ)

B5サイズの紙を2枚を合わせてラミネートして下敷きをつくった。

ありきたりな、普段、誰も気にもとめない事の中に、美しさを感じたり興味を持てるのは、とても素敵なことだと思います。