あとりえこもには講師のペルー土産の"レインスティック"があります。30センチくらいのサイズです。そして、最近120センチの大きな"レインスティック"が手に入りました。これもペルー製です。
これらの"レインスティック"はサボテンから作られています。内側が空洞になっていて、空洞に向けてサボテンの針が無数に刺してあり、中に小石が入っています。スティックを動かすと、中の小石が動いて雨降りのザァーという音が聞こえてきます。
今回はこのレインスティックづくりに挑戦しました。
材料
紙筒:サボテンの代わり 直径48ミリ、長さ50センチ
楊枝:サボテンの針の代わり(切った切れ端は中にも入ります)。
厚紙:紙筒の蓋に。
製本テープ:筒への蓋の固定に使います。接着面を覆う紙が2段に分かれるので便利です。
紙テープ:筒へ巻いて楊枝を刺す穴の位置を示すガイドに使います。
小石:筒の中にいれます。大中小の粒(ダイソー)
ストロー:短く切って筒の中にいれます。
マスキングテープ:刺した楊枝の抜け止めと、飾りとして筒に巻きます。
筒に入れるものを変えると、音が変わります。
今回は楊枝の切れ端、ストロー、石の粒(3種類)をいれました。
楊枝を刺す穴の位置はラセン状に開けます。等間隔の印をつけた紙テープを筒に巻きます。
ニードルで穴を開けます。安全面を考えて、ダンボールを2列ひいてそこに筒を置き、筒が転がりにくくなるようにしました。
ラセン1本分で穴は50本ほど。
1本分を開けおわったら、もう一度紙テープを巻きなおして、穴の列を2列にしました。合計で100本ほどの穴をあけました。
楊枝を刺します。
楊枝の太さに合わせて穴をあけてあります(ニードルの刃先の途中にテープを巻いて”留め””を作ってます)。
楊枝を刺し終わったら、飛び出ている部分を爪切りでカットします。様々な道具でカットしてみましたが、爪切りが一番いいです。刃の湾曲が円筒の形にフィットして、楊枝の根本でカットできます。
カット時に飛ぶので、注意が必要です。大きなダンボールやパーテーションで仕切りをつくりました。楊枝の切れ端は後ほど、筒の中に入れるので回収します。
筒の片側を蓋します。
製本テープは接着部の覆い紙が2段になってます。まず1段目をはがした製本テープを筒に巻きます。
厚紙でつくった蓋を置き、製本テープの残りの覆い紙をはがします。
ハサミで短冊状に切ります。
中心に向けて1枚ずつ折って、接着します。
開いている方から、音を鳴らす中身をいれます。
まず、先ほど切った爪楊枝の切れ端をいれます。カラコロいい音が聞こえます。
ストローを短く切ります。
ストローを入れます。
3種類の大きさの石の粒をいれます。入れる中身をあれこれ工夫してみると楽しいです。
中身を入れ終わったら、蓋で完全に塞いで、マスキングテープで飾って完成です。
刺してある楊枝の部分に巻くと抜け止めになります。