1月の小学生の4回目はペンと墨汁で薪をえがきました。
関東の雑木林によく生えている落葉樹の薪が手に入りました。
杉などに比べて火が長持ちします。年輪が密で、木の皮はゴツゴツしてひび割れていて、持ってみると重たいのが特徴です。
手ごたえありますね。
割りばしペンと墨汁で、その薪を描いてみましょう。
色は墨汁の黒色だけですが、ペンのタッチでグレーができます。
絵を描き始める前に、小さな画用紙にタッチの練習をしました。
スケッチブックには下書きなしで、描き始めます。
薪に触れた時の手の感触と、ペンの線の重なり具合と、印象が近づいてくるかどうか。
写生は見たものを見えたままに写すのが基本ですが、それだけでは足りません。
対象にある無数にあるひび割れや凹凸から何を選んで描くかで絵が変わってきます。
ですが、それを最初から決めるのは難しいことです。
それでも、消せない墨汁の線で描くのは、自分の感覚こそ頼りにしてほしいという考えからです。
作品