毛糸のリース (小学生)11月

(ただいま、2か月ほど遅れてブログを更新しております。)

2020年のクリスマスに向けて、小学生は毛糸のポンポンを連ねたリースをつくりました。

 

あとりえこもでは、生徒さんのスキルアップを目指し、作業性を重視した課題にも取り組みます。

今回は、複数のポンポンを同時につくることが出来る方法に挑戦しました。

大量の毛糸とまつぼっくり。

まず、ひとりにつき二種類の毛糸選び。

そして、飾りのまつぼっくりはくじ引きで。

教室の机を裏返して、2本の脚に毛糸を巻きます。

2種類の毛糸を同時に巻くと、ミックスのポンポンになります。

1種類ずつ巻くと、ツートンのポンポンになります。

 

1本の脚にセロテープで毛糸の端を固定して巻き始めます。

さあ、低学年の生徒たちは、ここで問題発生!

ほとんどの生徒さんは棒にヒモを巻くだけの作業なので、「簡単だよ!」と思った筈です。

ところが、やってみると難しい。

 

上の写真の生徒さんは2本の毛糸を反時計まわりの方向で巻いているところです。

実は、赤い矢印のところで毛糸が引っかかって巻けなくなっています。

構わずに巻いていくと、大変なことになりそうです。

 

これを防ぐにはコツがあります。

(手首の返しもつかいながら、上からかけるように巻く。棒の横で巻いていくのでなく、棒を越えながら巻いていく感じ)

簡単な動作です。

しかし、意識するとなかなか難しい。

 

ある生徒さんは2番目の方法で巻きました。

毛糸玉を持って巻きます!

大変だけど、これなら絡みませんね!

巻きおわったら、5か所を括ります。柔らかい毛糸を束ねて弾力があるので、相当な力できつく縛らねばなりません。

大人でも5か所も縛っていると指が痛くなってきます。

 

そこで、結束バンドを用いました。ペンチで引っ張るとかなり絞られます(高学年)。

(肝心な作業なので、低学年の生徒さんの分は講師が行いました)

次はハサミで切り離しです。

柔らかい毛糸ですが、太く束ねてあるのでなかなか切れません。

 

ここでもコツがあります。

引っ張った状態で切ると、切り口がきれいに揃い、後々の作業が楽です。

 

この生徒さんのように、1か所を完全に切った場合、後の4か所を切るには、左手で毛糸の束を引っ張りながら右手だけで切ることになります。

なので、コツとしては束の右から切っていくこと。

あるいは下の写真のように、5か所を同時に切っていく方法があります。

5つに分離できたら、形を整えます。

チョキチョキ切るだけなので簡単です。

今回はフワフワした材料なのに、意外と大変な作業がありました。

でも、やっと力を使わない作業、、、でも、ここで気をぬくと大変。

切りすぎると、せっかくのボンボンが小さくなってしまいます!

 

5個切りそろえたら、教室で用意したポンポンを3個選んで、合計8個のポンポンを並べてみます。

合計8個。この数だとシンメトリ-の組合せが限られます。

(少しだけ、イジワルな数なのです)

 

ここで、生徒さんは並べ方を工夫します。

こだわる子はとことんこだわり、あっさりした子はすぐ終わる作業ですが、限られたアイテムの中で発揮される個性もあります。

 

 

ポンポンの順番ができたら、細い針金を結束バンドのところに通します(高学年)。

(目をつつくと大変なので、低学年は講師が行いました)

ここまで遠かった。

最後にリボンを巻いて、マツボックリをつけたら完成です。