手触りで描く 箱の中の絵

小学生クラス(4回目授業)

 

箱の中に入っているものを見ないで描く。

片手か両手の指先で形を辿りながら、鉛筆で描いていく。

おおよそのものには「一番、出っ張っているところや、端っこ」がある。そのポイントをみつけて描き始めてみよう。

最初はオズオズと触る。

見ないで描けるのか不安でいっぱい。

すぐに慣れて指先は敏感になる。

 

 

中身がわからなくとも、かたちを辿って描いていく子もいた。

中身がなんとなくわかった子は、記憶と実際に触れるかたちとの違いや共通点を見つけていった。

 たとえば子犬のヌイグルミを側面で描くのは、記憶しているイメージが影響しているのだろう。正面で描いた場合は、触って得られた情報が優先された結果だろう。
どちらでも、絵を描く楽しさは変わらない。
裾広のスプレー容器からスカートの女性を連想して描いた子もいた。

 

おおよそ鉛筆で描けたら、想像で着色をした。
火曜日のクラスは箱ごとに紙面を区分けした。水・金曜日は分けずに描いた。